Radeon 780Mは、AMDのRyzen 7000/8000シリーズの一部に搭載された、高性能な内蔵グラフィックス(iGPU)です。
結論として、「外部グラボなしの小型PCや薄型ノートPCで、フルHDのゲームを設定調整しながら遊びたい」という人にとって、Radeon 780Mは今でも選択肢に入りやすい内蔵GPUです。
Radeon 780Mの基本性能スペックまとめ
RDNA 3アーキテクチャを採用し、12基のCUを搭載する高性能iGPUです。内蔵GPUとしては高めの性能帯にあり、軽量〜中量級ゲームなら設定次第で十分遊べます。
専用のビデオメモリを持たず、PCのメインメモリ(DDR5/LPDDR5x)の一部をVRAMとして共有する設計が特徴です。
AMDのFSR対応ゲームではアップスケーリングの恩恵を受けられますが、FSRの基本機能は使えますが、MLベースの新しい機能はRX 9000系向けです。
Radeon 780Mは、対応ゲームで設定を調整すれば、薄型ノートやミニPCでも3Dゲームを実用的に動かせるクラスです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 世代 | RDNA 3.0 |
| プロセス | - |
| ベンチスコア | 6,853 |
| 価格 | - |
| MSRP | - |
| コスパ | 0.00 |
| CUDAコア | - |
| ベースクロック | - |
| ブーストクロック | - |
| VRAM | - |
| メモリクロック | - |
| メモリバス | - |
| メモリ帯域幅 | - |
| L2キャッシュ | - |
| TGP | - |
| 補助電源 | - |
| シェア | - |
| 発売日 | 2024/01/31 |
| 公式サイト | - |
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他モデルとのスペック比較
| 項目 | Radeon RX 7600 XT | Radeon RX 7600 | Radeon 780M | Radeon 760M |
|---|---|---|---|---|
| 世代 | RDNA 3.0 | RDNA 3.0 | RDNA 3.0 | RDNA 3.0 |
| ベンチスコア | ★ 17,296 | 16,534 | 6,853 | 5,381 |
| 価格 | ¥44,980 | ★ ¥29,980 | ¥0 | ¥0 |
| コスパ | 0.51 | ★ 0.74 | 0.00 | 0.00 |
| VRAM | 16GB | 8GB | - | - |
| TGP | 190W | ★ 165W | - | - |
| シェア | - | - | - | - |
| 発売日 | 2024/01/08 | 2023/05/25 | 2024/01/31 | 2024/01/31 |
| 公式サイト |
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価格・中古相場|Radeon 780Mはいくらで買える?
本製品はCPU内蔵のチップであるため、搭載されているPC本体の価格が目安となります。
新品PC価格相場:85,000円 〜 135,000円前後
中古PC価格相場:68,000円 〜 85,000円前後
(※2026年3月現在の相場。特にRyzen 7 7840HSや8845HSを搭載したミニPCが、コスパの高さから非常に人気です)
Radeon 780Mは今でも使える?おすすめできる人・できない人

おすすめできる人
フルHD解像度で、「APEX」や「原神」などの人気タイトルを、設定を調整して軽快に楽しみたいユーザーに最適です。
特に、外部グラボを載せにくい小型PCや携帯型ゲーミングPCでは、消費電力と性能のバランスが取りやすい点が魅力です。
また、最新の動画エンコード(AV1)に対応しているため、低消費電力な動画視聴・編集用マシンを求めている人にも向いています。
- 外部グラボなしの最小構成で、場所を取らずにゲームを楽しみたい人
- 「原神」や「崩壊:スターレイル」などのスマホ・PC共用タイトルをPCで遊びたい人
- 省電力な小型PCや携帯ゲーム機系デバイスでゲームを楽しみたい人
- 予算10万円以下で、仕事とカジュアルゲームを両立するPCが欲しい人
おすすめできない人
重量級タイトルを高画質で遊びたい場合は、内蔵GPUの限界が出やすく、フルHDでも設定をかなり下げる必要があります。
また、ビデオメモリをメインメモリから割り当てる仕組み上、メモリ速度(クロック)が性能に直結するため、安価で低速なメモリを搭載したPCでは本来の性能が発揮できません。
将来的に4Kでのゲームプレイや、本格的なAI画像生成を考えているなら、エントリークラスでも単体グラボ(RTX 4060等)を搭載したPCを選ぶべきです。
- 「エルデンリング」などの重量級タイトルを高品質・高fpsで遊びたい人
- 4K解像度でのゲーミングや、プロレベルの3D制作を行う人
- 競技性の高いFPSで、360fps以上の極限のリフレッシュレートを求める人
- メモリ増設が不可能な低スペックPCを検討している人
Radeon 780Mの性能ベンチマーク結果
ベンチマークの結果から分かる通り、Radeon 780Mは「フルHD・低〜中設定」において、かつての傑作グラボGTX 1650に迫るスコアを記録しています。
内蔵GPUとしては高水準ですが、実ゲーム性能はメモリ速度や電力設定の影響も大きく受けます。
アップスケーリング対応ゲームではフレームレート改善も見込めますが、伸び幅はタイトルごとに差があります。
小型PCやノートPCでも、設定調整を前提にゲームを遊べる点はRadeon 780Mの大きな強みです。
Radeon 780Mで遊べるゲームタイトル

他GPUと性能比較|Radeon 780Mはどのくらいの立ち位置?
| 製品名 | 世代 | 価格 | VRAM | TGP | 発売日 | ショップ |
|---|
Radeon 780Mは、登場当時のAMD内蔵GPUとしては非常に高性能な部類ですが、2026年時点では最新世代の上位iGPUも出ています。
一世代前のRadeon 680Mと比較して約15〜20%の性能向上を果たしており、Intelの内蔵Arc Graphicsと比べると、タイトルや機種によって評価は分かれます。
少なくとも一律に優位とまでは言い切れません。
単体グラボのRTX 3050等と比較すると純粋なパワーでは譲りますが、「消費電力あたりの性能(ワットパフォ)」という点では、一般ユーザーが扱う小型デバイスにおいて最高峰の選択肢です。
Radeon 780M搭載ゲーミングPCの相場と狙い目モデル

LEVEL∞ LEVEL-M8AM-R87G-EZX
LEVEL∞ LEVEL-M8AM-R87G-EZXはiiyamaのAMD Ryzen 7 8700G × AMD Radeon 780M搭載、メモリ16GBのゲーミングPCです。
LEVEL∞ LEVEL-R7B6-R87G-EZX
LEVEL∞ LEVEL-R7B6-R87G-EZXはiiyamaのAMD Ryzen 7 8700G × AMD Radeon 780M搭載、メモリ16GBのゲーミングPCです。
arkhive Gaming Limited GL-A7M
arkhive Gaming Limited GL-A7MはアークのAMD Ryzen 7 8700G × AMD Radeon 780M搭載、メモリ32GBのゲーミングPCです。
Radeon 780Mのよくある質問

APEXや原神はどれくらい快適に動きますか?
フルHD・低設定であればAPEXは80〜100fps前後、原神は中〜高設定で60fps張り付きが狙えます。
内蔵GPUとしては非常に高い水準です。
エルデンリングなどの重量級ゲームはできますか?
フルHD・最低設定にFSR(超解像)を併用すれば30〜40fps程度で動作はしますが、激しい戦闘シーンでは重さを感じます。
快適に遊びたい場合は設定の妥協が必須です。
メモリの容量や速度は影響しますか?
非常に大きく影響します。16GB(8GB×2)のデュアルチャネル構成、かつDDR5-5600以上の高速メモリとの組み合わせで初めて本来の性能が発揮されます。
中古でRadeon 780M搭載PCを買うのはアリですか?
アリです。特にRyzen 7 7840U搭載のノートPCなどが中古市場に増えており、定価の3〜4割引きで手に入るため、非常にコスパの良い選択肢となります。
最新の「FSR 4」には対応していますか?
いいえ、MLベースのFSR Upscaling(旧FSR 4相当)はAMD公式ではRX 9000シリーズ向けです。
Radeon 780Mでは、ゲーム側が対応するFSR 2/3系の恩恵を受ける形で考えるのが安全です。
これにより、対応タイトルでは劇的なフレームレート向上が期待できます。
ノートPCとミニPC、どちらで選ぶのがおすすめですか?
持ち運び重視ならノートPC、モニターやキーボードを自前で用意して安く高性能な環境を作りたいならミニPCがおすすめです。
ミニPCの方が冷却に余裕があるため、性能が安定しやすい傾向にあります。
動画編集(4K)は可能ですか?
動画再生や軽めの編集用途には向いていますが、4K編集を快適にこなせるかはメモリ容量や冷却、アプリ側の最適化に大きく左右されます。
ただし、VRAM共有のため、重いエフェクトの多用には不向きです。






