Ryzen 7 8700Gは、Zen 4アーキテクチャに強力な内蔵グラフィックス「Radeon 780M」を統合した、AM5プラットフォームの次世代APUです。
結論として、「グラフィックボードを載せずに、小型・省電力なPCでゲームを楽しみたい」という人にとって、2026年現在も非常に有力な選択肢となる高性能APUです。
Ryzen 7 8700Gの基本性能スペックまとめ

8コア16スレッドのCPU性能に加え、エントリークラスの単体グラボに匹敵する描画能力を備えているのが最大の特徴です。
AI処理専用の「Ryzen AI」エンジンをデスクトップ向けで初めて搭載しており、次世代のソフトウェア処理にも対応しています。
現在は、DDR5メモリの高速な帯域を活かすことで内蔵グラフィックスの真価を発揮でき、ビデオカードを必要としない極めてコンパクトで多機能なシステムを構築できるスペックを誇ります。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 世代 | Zen 4 |
| コードネーム | Zen 4 (Phoenix) |
| プロセス | 4nm |
| 総合性能 | 27,282 pt |
| ゲーム性能 | 28,436 pt |
| 価格 | ¥47,800 |
| MSRP | $329 |
| コスパ | 0.60 |
| コア数 | 8/16 |
| スレッド数 | 8/16 |
| 定格クロック | 5.10GHz |
| 最大クロック | 4.2 GHz / 5.1 GHz |
| L2キャッシュ | 8MB |
| L3キャッシュ | 16MB |
| TDP | 65W |
| PPT/MTP | 88W |
| 発売日 | 2024/01/31 |
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他モデルとのスペック比較
| 項目 | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 8700G | Ryzen 5 7600X |
|---|---|---|---|---|
| 世代 | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 | Zen 4 |
| 総合性能 | ★ 29,874 | 29,754 | 27,282 | 24,962 |
| ゲーム性能 | ★ 42,174 | 33,317 | 28,436 | 31,568 |
| 価格 | ¥67,800 | ¥34,980 | ¥47,800 | ★ ¥26,980 |
| コスパ | 0.62 | 0.95 | 0.60 | ★ 1.18 |
| コア数 | 8/16 | 8/16 | 8/16 | 6/12 |
| 周波数 | 5.00GHz | 5.30GHz | 5.10GHz | 5.30GHz |
| TDP | 120W | 142W | ★ 65W | 116W |
| 発売日 | 2023/04/06 | 2023/01/14 | 2024/01/31 | 2022/09/27 |
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価格・中古相場|Ryzen 7 8700Gはいくらで買える?
AM5プラットフォームの普及とともに、以前よりも手に入れやすい価格帯に落ち着いています。
新品価格相場:42,500円 〜 50,000円前後
中古価格相場:35,000円 〜 41,000円前後
(※2026年3月現在の相場。グラボ代を浮かせられることを考えれば、システム全体のコスパは非常に高いです)
Ryzen 7 8700Gは今でも使える?おすすめできる人・できない人

おすすめできる人
軽量〜中量級タイトルを中心に、フルHD解像度で設定を調整しながら遊びたいユーザーに向いています。
特に内蔵グラフィックス「Radeon 780M」の性能が極めて高く、従来のAPUでは厳しかったアクションゲームも実用的なフレームレートで動作します。
また、専用のAIエンジンを搭載しているため、背景ぼかしやノイズキャンセリングなどのAI支援機能を多用するストリーマーやビジネスユーザーにも最適です。
- グラボを挿せない超小型のPCケースで、ゲームを楽しみたい人
- 予算を抑えつつ、将来的に高性能グラボを追加するまでの「繋ぎ」にしたい人
- 動画編集やAI機能を活用しつつ、全体の消費電力を低く抑えたい人
- 最新のAM5ソケットとDDR5メモリを使い、長くアップグレードを楽しみたい人
おすすめできない人
最初からRTX 5080などのハイエンドグラボを載せる予定の人には、PCIeレーン数の制限があるため向きません。
また、4K解像度やレイトレーシングを多用する最新の超美麗グラフィックを追求したい場合、内蔵グラフィックスでは力不足となります。
- 常に最新・最強の描画スペックを求めるハイエンドゲーマーの人
- 最初から高性能な単体グラフィックボードを組み込む予定の人
- 予算を極限まで抑えて、旧世代のAM4環境で安く済ませたい人
- 3Dレンダリングやプロレベルの動画書き出しを、極限の速さでこなしたい人
Ryzen 7 8700Gの性能ベンチマーク結果
内蔵グラフィックスのみで、多くの人気タイトルをフルHD環境で快適にプレイ可能な実力を持っています。
Cinebench R23のマルチスコアは約18,000点前後を記録しており、CPU単体としても前世代のRyzen 7 5700Gを大きく上回る性能を見せています。
ゲーム性能においては、設定次第で「Apex Legends」なら100fps以上、最新の重量級タイトルでも設定を「低〜中」に下げることで、フルHD・60fps付近での安定した動作が可能な性能があります。
Ryzen 7 8700Gで遊べるゲームタイトル

他CPUと性能比較|Ryzen 7 8700Gはどのくらいの立ち位置?
| 型番 | 世代 | 価格 | コア数 | 周波数 | TDP | ショップ |
|---|
性能比較表では「グラボ不要でゲームができる、最強の内蔵グラフィックス機」という独自のポジションです。
純粋なCPU性能ではRyzen 7 7700等に一歩譲りますが、グラフィック性能では他の追随を許さない立ち位置にあります。
「グラボを買う予算はないが、ゲーム性能は妥協したくない」というエントリー層にとって、インテルの内蔵グラフィックス搭載モデルよりも明らかに格上のゲーム体験を提供できる立ち位置を確立しています。
Ryzen 7 8700G搭載ゲーミングPCの相場と狙い目モデル

LEVEL∞ LEVEL-M8AM-R87G-EZX
LEVEL∞ LEVEL-M8AM-R87G-EZXはiiyamaのAMD Ryzen 7 8700G × AMD Radeon 780M搭載、メモリ16GBのゲーミングPCです。
LEVEL∞ LEVEL-R7B6-R87G-EZX
LEVEL∞ LEVEL-R7B6-R87G-EZXはiiyamaのAMD Ryzen 7 8700G × AMD Radeon 780M搭載、メモリ16GBのゲーミングPCです。
arkhive Gaming Limited GL-A7M
arkhive Gaming Limited GL-A7MはアークのAMD Ryzen 7 8700G × AMD Radeon 780M搭載、メモリ32GBのゲーミングPCです。
Ryzen 7 8700Gのよくある質問

メモリの速度でゲーム性能は変わりますか?
劇的に変わります。
内蔵グラフィックスはメインメモリの帯域を共有するため、DDR5-6000以上の高速メモリを使用することを強く推奨します。
後からグラボを追加しても大丈夫ですか?
はい、可能です。
ただし、通常のRyzen 7000/9000シリーズと比べてPCIeのレーン数が少ないため、超ハイエンドグラボの性能を100%引き出せない可能性がある点は注意してください。
付属のクーラーで冷やしきれますか?
付属の Wraith Spire クーラーでも定格運用は可能ですが、高負荷時の温度や静音性を重視するなら、4,000円程度のサイドフロー型クーラーへ交換するとより快適です。
マザーボードはどれを選べばいいですか?
ソケットがAM5であれば、B650チップセットのボードがバランスが良くおすすめです。
安価なA620でも動作しますが、将来の拡張性を考えるならB650が安心です。
Windows 10でも動きますか?
はい。AMD公式の対応OSにはWindows 10 64bit版も含まれています。ただし、Ryzen AIなどの新しい機能や将来性を重視するなら、Windows 11の利用がおすすめです。
動画編集ソフトでの書き出しは速いですか?
8コア16スレッドあるため十分実用的です。
特に内蔵のメディアエンジンによるハードウェアエンコードが強力なため、フルHD動画の書き出しなどは非常にスムーズに行えます。
Ryzen 5 8600Gとどちらが良いですか?
予算に余裕があるなら、演算ユニット数が多いRyzen 7 8700Gを選択すべきです。
ゲームのフレームレートにおいて明確な差が出るため、満足度は8700Gの方が高くなります。






