Ryzen 7 2700Xは、Zen+アーキテクチャを採用した、第2世代Ryzenのフラッグシップモデルです。
結論として、「最新世代へのこだわりはないが、数千円から1万円程度の低予算で8コア環境を手に入れたい」という人にとって、現在も中古市場で根強い人気を誇る高コスパCPUです。
Ryzen 7 2700Xの基本性能スペックまとめ

8コア16スレッドを搭載し、当時のライバルを圧倒するマルチスレッド性能でAMDの躍進を支えた名機です。
最上位モデルらしく、豪華なLED付き純正クーラー「Wraith Prism」が付属しているのも大きな特徴です。
現在は、最新世代に比べると消費電力(TDP 105W)や発熱が目立ちますが、AM4プラットフォームの互換性を活かして、安価に多コア環境を構築できる安定したスペックとして重宝されています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 世代 | Zen + |
| コードネーム | Zen+ |
| プロセス | 12nm |
| 総合性能 | 15,250 pt |
| ゲーム性能 | 19,038 pt |
| 価格 | ¥8,980 |
| MSRP | $329 |
| コスパ | 2.12 |
| コア数 | 8/16 |
| スレッド数 | 16 |
| 定格クロック | 4.30GHz |
| 最大クロック | 4.3GHz |
| L2キャッシュ | - |
| L3キャッシュ | 16MB |
| TDP | 105W |
| PPT/MTP | - |
| 発売日 | 2018/04/19 |
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他モデルとのスペック比較
| 項目 | Ryzen 7 2700X | Ryzen 7 2700 | Ryzen 5 1600 AF | Ryzen 7 3750H |
|---|---|---|---|---|
| 世代 | Zen + | Zen + | Zen + | Zen + |
| 総合性能 | ★ 15,250 | 13,819 | 9,909 | 6,275 |
| ゲーム性能 | ★ 19,038 | 18,965 | 18,057 | 0 |
| 価格 | ¥8,980 | ¥7,980 | ★ ¥5,480 | ¥0 |
| コスパ | 2.12 | 2.38 | ★ 3.30 | 0.00 |
| コア数 | 8/16 | 8/16 | 6/12 | 4/8 |
| 周波数 | 4.30GHz | 4.10GHz | 3.60GHz | 4.00GHz |
| TDP | 105W | 65W | 65W | ★ 35W |
| 発売日 | 2018/04/19 | 2018/04/19 | 2020/05/16 | 2019/01/06 |
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価格・中古相場|Ryzen 7 2700Xはいくらで買える?
発売からかなりの年月が経過しているため、現在は中古市場がメインとなります。
新品価格相場:なし(※希少在庫は3万円以上のプレミア価格)
中古価格相場:7,000円 〜 10,500円前後
(※2026年3月現在の相場。1万円を切る価格で8コアCPUが手に入るため、非常に手頃です)
Ryzen 7 2700Xは今でも使える?おすすめできる人・できない人

おすすめできる人
フルHD環境で、画質設定を調整しながら「バイオハザード9」などの最新ゲームを動かしたい人に向いています。
特に8コア16スレッドの多コア性能を活かし、ゲーム配信の入門用や、複数のソフトを同時に立ち上げる事務用途で安くPCを組みたい人に最適です。
また、Ryzen 1000番台からの安価な載せ替え先として、最小限のコストで動作を滑らかにしたい人にも強い味方になります。
- 1万円以下の予算で、8コアのマルチ性能を確保したい人
- 事務作業や動画視聴がメインで、たまに軽い動画編集をする人
- 今使っている古いAM4マザーボードを、最小コストでアップグレードしたい人
- 付属の光るCPUクーラーを活かして、見た目も楽しみたい人
おすすめできない人
最新のAM5プラットフォーム(DDR5メモリ対応)のような、将来的な拡張性を最優先する人には向きません。
また、FPSゲームで144fpsや240fpsといった高いリフレッシュレートを常に安定させたい場合や、最新グラボの性能を100%引き出したい場合には、Ryzen 7 9800X3Dなどの上位モデルが必要です。
- 常に最新・最強のスペックを追求したい、性能重視の人
- FPS競技シーンで、フレームレートのわずかな落ち込みも許せない人
- 電気代や発熱を抑えて、静音性と省電力性を極限まで高めたい人
- 4K環境での本格的な動画編集や、大規模な3D制作を仕事にする人
Ryzen 7 2700Xの性能ベンチマーク結果
フルHD環境であれば、設定次第でほとんどのゲームが現在でもプレイ可能な実力を持っています。
Cinebench R23のマルチスコアは約10,000点前後を記録しており、現在のエントリークラスCPUとも渡り合える性能を維持しています。
ゲーム性能においても、RTX 3060等の中堅グラボとの組み合わせで、Apex Legendsは設定を調整すれば、100fps前後でのプレイも可能です。
Ryzen 7 2700Xで遊べるゲームタイトル

他CPUと性能比較|Ryzen 7 2700Xはどのくらいの立ち位置?
| 型番 | 世代 | 価格 | コア数 | 周波数 | TDP | ショップ |
|---|
性能比較表では「超低予算で組む中古PCの、マルチタスク向けエントリー」というポジションです。
現行のRyzen 7 5700Xとは約30%以上の性能差がありますが、中古価格の安さは大きな魅力です。
IntelのCore i7-8700Kと比較されることが多いですが、スレッド数の多さを活かした作業性能では、依然として2700Xが優位に立つ場面も多く、「安くて多コア」という独自の立ち位置を確立しています。
Ryzen 7 2700Xのよくある質問

Amazonで今から新品を買うのはアリ?
正直、ナシです。新品はプレミア価格で3万円以上することが多く、それなら最新の5700Xや7000番台を買ったほうが圧倒的に高性能です。2700Xは「中古で安く買う」からこそ価値があります。
Windows 11には正式に対応している?
Ryzen 7 2700XはWindows 11の公式サポート対象外ですが、TPM設定などを満たせばインストールして使用することは可能です。
マザーボードは何を選べばいい?
B450やX470チップセットが最も相性が良いです。最近のA520やB550マザーボードは、第2世代Ryzenを公式サポートしていないモデルも多いため、購入前に必ず対応表を確認しましょう。
消費電力(TDP 105W)は気にするべき?
最近の省電力モデルに比べると熱を持ちやすいです。付属の Wraith Prism クーラーなら問題ありませんが、夏場などはしっかりとしたエアフローを確保するのが無難です。
中古で買うメリットは?
「1万円以下で8コアが手に入る」という点に尽きます。最新の4コアCPUを買うよりも、複数のソフトを同時に動かすような普段使いでは2700Xの方が快適に感じることが多いですよ。
発売日はいつ?世代は?
2018年4月19日発売の「第2世代Ryzen」です。かなり前のモデルですが、当時はインテルを脅かすほどの性能で話題になった名機の一つです。
最新のグラボを載せても大丈夫?
RTX 4060クラスまでならバランス良く使えます。ただ、RTX 5070以上のハイエンドを載せると、CPUが先に限界を迎えてグラボの性能を出し切れない「ボトルネック」が発生しやすくなります。






